バーチャル浸水体験
AR浸水疑似体験アプリ
スマートフォン+ゴーグルもしくはタブレットにより、リアルな浸水体験・避難訓練が行えます。
災害大国日本では日頃からリスクを認識することが重要です。しかし、ハザードマップから災害想定をイメージすることは容易ではなく、避難訓練は危機感に乏しくマンネリ化していることが現状です。本アプリは、実風景映像に3D-CG の水面を重ねて表示し、スマートフォンもしくはタブレットを使用することでリアルな災害想定没入体験を安価で可能にしました。学校や自治体の避難訓練で実用し有用性も示されています。
【本アプリ活用のコンセプト】
既存の防災情報を十分に理解できない人でも、リアルな災害想定没入体験によって迅速な避難を行えます。
特徴
AR(拡張現実)を活用し浸水・氾濫流を実風景に重ねて表示
実空間の物体の周囲に水面が沿うリアルな表現が可能
CGの漂流物と現実空間の物体との接触判定を実現
スマホの高さ位置把握による水位変化を表現
社会的なインパクト
東京都,神奈川県,茨城県,静岡県,愛知県等の公立小・中・高校述べ100校以上の避難訓練等で実用し有用性が実証
全国の各消防局が導入し,消防署員が市⺠の教育に実用中
災害リスクを「自分のこと」として実感できる新たな情報提供・防災教育ツールとして注目されている
技術的な課題と今後の方向性
AI(人工知能)の技術革新による画像認識精度の向上により,普及しているスマホでリアルなAR合成表示が可能
気象警報や避難勧告など実際の防災情報発令との連動表示